湖畔に春の訪れ

湖畔に水芭蕉（ミズバショウ）が咲き始めました。フキノトウに続く春の訪れです。湖の氷はすっかり溶けて空の色で湖面の色も変化します。遠くからオオハクチョウの鳴き声が聞こえてきます。シベリアに帰るスケジュールを話し合っているのでしょうか。森のあちこちにフキノトウが顔を覗かせています。まるで森の妖精のようでとてもかわいいのです。わたしも春の森の恵みをお裾分けしてもらいます。もぎたての山菜をあく抜きし天ぷらにしていただくと、ほんのり苦みのある野の味がわたしたちの身体を目覚めさせるように感じます。春の山菜にはデトックス効果が高く、冬に溜め込んだ体内の毒素の排出を手伝ってくれるようです。わたしも含め森の住人たちが長い冬から目覚め始める4月。地面からだんだん春の色に染まっていきます。