ゴンドラに乗って七飯岳山頂へ。冬季はスキー場になります。高低差と距離感があるのに時間を掛けず非日常な場所へ辿り着けるので、ワープしたような不思議な感覚をあじわえます。10月上旬、七飯岳山頂や眼下の谷間は紅葉が始まっていてブナやミズナラの森が黄色く染まっていました。紅葉した森はモコモコした暖かい絨毯のよう。見晴らしの良い山頂から北海道駒ヶ岳と噴火湾、その向こうには羊蹄山とニセコ連峰。鹿部の町と太平洋の向こうには室蘭と地球岬。山頂から海が見えるスキー場は全国でも珍しいのではないでしょうか。南の方角には名水の横津岳。左に視線を移すと恵山が見えます。七飯岳は標高779.2メートル。冬は樹氷と霧氷に覆われる山頂。積もった雪と強風で木の根元が変形していました。麓にあるしなやかな白樺と違い山頂の白樺はたくましく見えました。冬にスノーシューを持って霧氷を見にまた行こう!暮らしのそばに豊かな自然があるお陰で、おおらかな心を育んでもらえてる気がしています。